ロードバイク車載固定ベルトの選び方!おすすめと安全な使い方

ロードバイク車載固定ベルトの選び方!おすすめと安全な使い方

  • 2025年11月7日
  • 2025年11月19日
  • 雑学
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ロードバイク車載固定ベルトの選び方!おすすめと安全な使い方

こんにちは。Cycling Base、運営者の「ジン」です。

大切なロードバイクを車で運ぶとき、「ロードバイクの車載に使う固定ベルトって、結局どれがいいんだろう?」って悩みますよね。いざ積んでみても、カーブやブレーキで倒れないかヒヤヒヤしたり、車やバイク本体に傷がつかないか心配になったり。

ひとくちに固定ベルトと言っても、ラッシングベルトやおすすめされるロックストラップ、手軽なベルクロ(マジックテープ)式など種類はいろいろ。ゴムロープ(バンジーコード)は本当に危険なのか、トヨタ車で見かけるデッキフックやアシストグリップはどう使うのか、わからないことも多いと思います。

この記事では、ロードバイクを安全に車載するための固定ベルトの選び方から、横置き・縦置きそれぞれの具体的な使い方、さらには大切な車やバイクを守る傷防止の対策まで、私の経験も踏まえながら分かりやすくまとめました。

  • 安全な固定ベルトの正しい選び方
  • 種類別(ラッシング・ロックストラップ等)の特徴
  • 横置き・縦置きの実践的な固定方法
  • 車とバイクを守る傷防止のコツ

ロードバイク車載固定ベルトの種類と選び方

ロードバイク車載固定ベルトの種類と選び方まずは、どんな固定ベルトがあるのかを知ることから始めましょう。実は「固定できれば何でもOK」というわけではなく、ロードバイクの特性に合わないものを使うと、最悪の場合フレームを破損させてしまう危険もあります。ここでは主要なベルトの種類と、それぞれのメリット・デメリットを見ていきますね。

固定ベルトの主要タイプ比較

ロードバイクの車載固定でよく名前が挙がるベルトは、大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれに得意・不得意があるので、特徴をざっくり掴んでおきましょう。

ベルトの種類主な特徴固定力バイクへの優しさおすすめ用途
ラッシングベルトラチェット式やカムバックル式で強力に締め上げる。過大(危険)× (締めすぎで破損リスク大)車載スタンドの固定(バイク本体は非推奨)
ストレッチストラップゴムの伸縮性とベルトの調整機能を併せ持つ。(例:ROKstraps)最適◎ (適度なテンション・傷防止)メインの固定(超おすすめ)
ベルクロ(マジックテープ)手軽に着脱できる。輪行用バンドなど。(例:りんりんバンド)◎ (素材が柔らかい)補助固定(ハンドル・車輪・クランク固定)
ゴムロープ(バンジー)伸縮性の高いゴム紐。両端が金属フックのものが多い。不安定× (フックで傷・反動で暴れる)非推奨

こうして見ると、ロードバイクというデリケートな機材には、「ストレッチストラップ」が一番バランスが良さそうですね。逆に、バイクや重機を固定するイメージの強いラッシングベルトは、ちょっと注意が必要かも、と思います。

危険!ラッシングベルトの締めすぎ

危険!ラッシングベルトの締めすぎ

ホームセンターなどでよく見かけるラッシングベルトは、たしかに固定力は抜群です。ただ、その強力さがロードバイク、特にカーボンフレームには仇(あだ)となります。

ラッシングベルトはテコの原理(ラチェット式)で、人間が思っている以上の力で締め上げてしまうんです 。

カーボンフレーム圧壊の危険性

カーボンフレームは「圧縮」の力に非常に弱いです。ラッシングベルトで「ギュウギュウ」と締め付けすぎると、最悪の場合、フレームが「ミシッ」と音を立てて割れてしまう可能性があります 。高価なバイクが一瞬でダメになってしまうなんて、考えただけでも恐ろしいですよね。

また、強く巻きすぎてバックルが固着し、外れなくなるトラブルも意外と多いようです 。「しっかり固定」と「締めすぎ」は全く違うということを、覚えておかないといけませんね。

もしラッシングベルトを使う場合は、バイク本体ではなく、後述する車載スタンド自体を車に固定するといった、フレームに直接触れない用途に限定するのが賢明かなと思います。

おすすめのロックストラップ紹介

おすすめのロックストラップ紹介

そこで私がいま一番おすすめしたいのが、「ROKstraps(ロックストラップ)」に代表されるストレッチストラップです 。

これは、ラッシングベルトの「締めすぎリスク」と、ゴムロープの「伸びすぎリスク」の両方を解決してくれる、すごく考えられた製品なんです。

ロックストラップが最適な理由

  • 適度なテンション: わずかに伸びる天然ゴム部分と、長さを調整するベルト部分の2段構造になっています 。これにより、締めすぎることなく、「適度な張り」をビシッと維持してくれます。
  • バイクに優しい: 両端が金属のフックではなく、ループ状のストラップになっているモデルが多いです 。これを車のデッキフックに通して使えば、フックがカチャカチャとバイクや車に当たって傷がつく心配がありません。
  • 耐久性と信頼性: バックルもYKK製の強化樹脂を使っていたり、縫製がしっかりしていたりと、耐久性も高いのが特徴です 。

まさにロードバイクの車載固定のためにあるようなベルトで、「安全」と「傷防止」を両立したいなら、間違いなく第一候補になると思います 。

 

ベルクロ式(マジックテープ)の活用

次に、ベルクロ(マジックテープ)式のバンドです。「りんりんバンド」 といった商品名で、輪行グッズとして売られていることが多いですね。

これだけで車全体の揺れに耐える「メインの固定」はできませんが、「補助的な固定」としては最強クラスの使い勝手です。

ベルクロバンドの活用シーン

  • ハンドルの固定: 横置きしたときに、ハンドルが勝手に切れてフレームに「ゴン!」と当たるのを防ぐため、前輪とダウンチューブを一緒に巻いて固定します。
  • クランクの固定: ペダルが回ってフレームや車の内装を傷つけないよう、クランクアームとチェーンステーを固定します。
  • 前輪の固定: 前輪を外して縦置きする場合、外した前輪とフレームを並べて固定するのにも便利です。

メインの固定(ロックストラップ)+補助の固定(ベルクロ) という組み合わせが、一番確実で安心できる方法かなと思います。

 

ゴムロープ(バンジー)は危険?

安価で手に入りやすいゴムロープ(バンジーコード)ですが、個人的にはロードバイクの固定に使うのは避けた方が良いと思っています。

理由はシンプルで、リスクが多すぎるからです。

ゴムロープ(バンジーコード)の3つの危険性

  1. 金属フックによる傷: 多くの製品の両端には金属製のフック が付いています。これが走行中の振動で暴れて、高価なフレームや車の内装を傷つける最大の原因になります。
  2. 不安定な固定力: 伸縮性が高すぎるため、急ブレーキの際にバイクの慣性を抑えきれません。一度「ビヨーン」と伸びたゴムが、その反動でバイクを逆に暴れさせる危険もあります。
  3. 突然の破断リスク: ゴムは紫外線や経年劣化で必ずボロボロになります 。見た目は大丈夫そうでも、いざという時に「ブチッ」と切れてしまう可能性もゼロではありません。

「ちょっとそこまでだから」という油断が大きなトラブルに繋がることもあるので、大切なバイクを守るためにも、ゴムロープの使用は避けるのが賢明ですね。

 

 

実践!ロードバイク車載固定ベルトの使い方

実践!ロードバイク車載固定ベルトの使い方ベルトを選んだら、次はいよいよ実践です。安全な固定のキモは、「適切な固定場所(アンカーポイント)」「正しいベルトの通し方」にあります。ここでは横置き・縦置きといった積み方別に、具体的な固定方法と、車を傷つけないためのヒントを見ていきましょう。

横置きでの固定方法とコツ

横置きでの固定方法とコツ

ステーションワゴンやSUV、ミニバンの後部座席を倒して、バイクを寝かせて積む一番ポピュラーな方法ですね 。

この時、必ずディレイラー(変速機)やギアが付いているドライブトレイン側を上にして寝かせます。デリケートな変速機を下敷きにすると、重みで曲がってしまう可能性があるからです。

固定のコツは以下の通りです。

  1. まず、ハンドルが切れないようにベルクロバンドなどで前輪とフレームを固定します。
  2. バイクを車に積み込み、荷室の床にある「デッキフック」 (後述)の位置を確認します。
  3. メインの固定ベルト(ロックストラップなど)を、バイクのフレームやホイールを「くぐらせる」ようにして、前後左右のデッキフックに対角線になるように固定します 。
  4. 最後にバイクを手で揺すってみて、ガタつかなければOKです 。

「上から押さえつける」だけだと横滑りしてしまうので、「くぐらせて保持する」イメージが大切ですね。

縦置きでの固定方法とコツ

ロードバイク車載固定ベルトの選び方!おすすめと安全な使い方

ミニバンなど車高に余裕がある車なら、前輪だけを外して縦置き(サドルを下げれば後輪も外さず積める車種も)するのが省スペースでおすすめです 。

この場合、フォークマウント(前輪のハブを固定する土台) を使うのが一番安定しますが、無くても固定は可能です。

  1. 前輪を外し、バイクを車内に入れます。(この時、外した前輪もベルクロなどでフレームの横に固定しておくと邪魔になりません)
  2. フォーク(前輪を外した先端)が動かないよう、前の座席のヘッドレストの支柱やデッキフックに固定します。
  3. バイクの後ろ側(サドルの下や後輪)から、後方のデッキフック に向かってメインベルトで斜め下に引いて固定します。
  4. (可能であれば)天井の「アシストグリップ」 (後述)からサドルに補助のベルトを渡し、転倒防止の「吊り」を入れると完璧です。

縦置きは重心が高くなるので、横置き以上に「前後左右」+「上(転倒防止)」を意識して固定するのがコツですね。

トヨタ式デッキフック固定術

最近のSUVやミニバンには、荷室の床や側面に金属製のフック(Dカン)が付いていることが多いです。これが「デッキフック(ラゲージフック)」と呼ばれるもので、車載固定における最強のアンカーポイント(固定の土台)です 。

トヨタの公式サイトでも、このデッキフックを使った自転車の固定方法が紹介されています 。

トヨタ推奨!安全固定の3原則

  1. 対角線上に固定する: 前後左右のフックを使い、ベルトがバイクを挟んで「バツ印」になるように対角線で固定します。これにより、あらゆる方向の揺れに対応できます。
  2. ベルトを「くぐらせる」: バイクの上から押さえるだけでなく、タイヤやフレームにベルトを「通す(くぐらせる)」ことで、浮き上がりや横滑りを防ぎます。
  3. 「たるみ」をゼロにする: ベルトに「たるみ」が一切ない状態までしっかり張ります。最後にバイクを手で揺すり、動かないことを確認します。

これは車種を問わず応用できる基本テクニックなので、自分の車の荷室にデッキフック がないか、ぜひチェックしてみてください。

アシストグリップでの固定方法

「デッキフックが使いにくい位置にしかない…」という場合、後部座席の上にある「アシストグリップ(乗降用の取っ手)」 も補助的に使えます。

ただし、注意点があります。

アシストグリップは「補助」と心得よう

アシストグリップは、あくまで人が掴まるためのもので、荷物の重い負荷をガッチリ受け止める設計にはなっていません 。

ですから、メインの固定(デッキフックなどを使った下方向への固定)をしっかり行ったうえで、縦置きしたバイクが倒れないように「上から軽く吊る」ための補助として使うのが正解です。

ここにメインのテンションをかけると、グリップや天井の内張りを破損させてしまう可能性があるので、力加減には注意してくださいね。

必須!車内の傷防止対策

必須!車内の傷防止対策

固定ベルトで安全に運べても、積み下ろしや走行中に傷がついてしまっては悲しいですよね。傷防止は「バイク側」と「車側」の両方で対策するのが基本です 。

バイク側の傷防止

  • フレームプロテクター: ハンドルが当たりそうなトップチューブや、ベルトが擦れそうな箇所に、あらかじめ保護シール を貼っておくと安心です。
  • ペダルカバー: 特に金属製のペダルは、内装や他の機材を傷つける凶器になります。専用のペダルカバー を付けておくと、かなり安心感が違います。
  • コーティング: プロによるガラスコーティング を施工しておくと、細かい擦り傷がつきにくくなるほか、汚れも落ちやすくなるので、雨の日の積載後なども楽になります。

車側の傷防止

  • ラゲージトレイ(マット): 車の純正オプション や社外品で、荷室に敷く防水トレイがあります。これ一枚あるだけで、タイヤの泥汚れやチェーンオイルの付着を気にしなくて済むので、精神衛生上すごく良いです。
  • 毛布やレジャーシート: トレイがなくても、古い毛布や厚手の布 を一枚敷いておくだけで、積み下ろし時にバンパーを傷つけるリスクや、内装の汚れを大きく減らせます。

ちょっとした準備で大切な車もバイクも守れるので、固定とセットで習慣にしたいですね。

最適なロードバイク車載固定ベルトで安全に

ここまで、ロードバイクの車載に使う固定ベルトについて、種類や使い方、傷防止の対策を見てきました。

結論として、「1種類の最強ベルト」を探すのではなく、特性の違うベルトを組み合わせるのが、最も安全で確実な方法だと私は思います。

 

ジンおすすめの「安全固定セット」

  1. メイン固定用 (2本): ロックストラップ などの、バイクを傷つけないループ式で、適度なテンションをかけられるストレッチストラップ。
  2. 補助固定用 (2〜3本): ベルクロ式(マジックテープ)のバンド 。ハンドル、クランク、前輪などの「暴れ」を抑えるため。
  3. 保護用 (1枚): 車内を汚さないための毛布やラゲージトレイ 。

このセットを揃えて、今回紹介した「デッキフックへの対角線固定」 や「ベルトのくぐらせ」を実践すれば、車載の不安はかなり解消されるはずです。

安全な運搬のための最終チェック

どんなに良いベルトを使っても、使い方が間違っていては意味がありません。以下の点は、最終的な判断基準として必ず守ってください。

  • 締めすぎない: 特にカーボンフレームは絶対に「締めすぎ厳禁」です 。
  • ベルトの劣化を確認: ゴムのひび割れやベルトのほつれ がないか、定期的にチェックしましょう。
  • 走行前の揺すりテスト: 固定が終わったら、必ずバイクを手で揺すり、ガタつきがないか確認する 癖をつけてください。

この記事に書かれた情報はあくまで一般的な目安です。ベルトの耐荷重や、お使いの車のフックの強度は、必ず製品の公式サイトや車両の取扱説明書で確認してください。最終的な固定に関する判断は、ご自身の責任において安全第一でお願いしますね。

しっかり準備して、安全な車載で、もっと遠くのフィールドへサイクリングに出かけましょう!